いつもよりチョッと長い想い出話   


先日頂いたお土産をおやつに食べながら、良人と思い出し笑いをしてしまいました。

そのお土産の土地での笑い話のような想い出が甦ってきたからです。
十数年前の真冬、一泊旅行に政府系の公共宿泊施設を利用した時のことです。



地図を頼りに宿泊施設を探せど見つからず、バス停の煙草屋さんで尋ねると、腰の曲がったオバアチャンが親切にそこまで案内してくれました。

畑の中の古い木造の建物です。
玄関には誰もいず「こんにちは~~」と何度か声を掛けると、ようやく中年のオバさんが出てきました。
手続きを済ませると「部屋は二階のもみじの間です」と言って奥へ引っ込んでしまいました。

ギシギシと音のする階段を上がり、もみじの間の襖を開けようとしても???開かない!


オバさんを呼んで来ると「建て付けが悪いからね~~」と鴨居を持ち上げながら何度か襖を叩くとガタピシしながらも開きました。
開くとオバさんはサッサと下へ降りていきます。


部屋へ入って、また目が点になりました。
なんと、既に布団が二組敷いてあるではありませんか…時間はまだ3時ごろです。

布団を横目に見ながらお茶を飲み、気を取り直して大浴場(?)のお風呂へ行くことに。


湯上りの心地良い気持ちでお食事処へ行くと、あら個室です。これは気兼ねなくゆっくり食事が出来ると喜びました。

例のオバさんが「今日は寒いのでエアコンの暖房、調節しておきました」と。

ほう~、気が利くわね~~~。


さあビールで乾杯、その後は食事を堪能、しているはず…はずだったのですが、段々と部屋が寒くなってきました。

「湯冷めしたのかしら?」

「じゃぁ少し温度を上げてもらおう」とオバちゃんに頼むと、

「きゃぁ~~~お客さん、申し訳ない、冷房にしていたぁ~~~~」

なに! この真冬に冷房!!


二人とも体が冷え切っています。
ところが、女湯にはまだ他のお客さんが入っているので、私は震えながら待たねば…。

「この際だからしょうがない、他のお客さんに内緒で男湯に一緒に入ってください」

「えーっ、男の人が入ってくるでしょう?」

「大丈夫、他の男性は皆お風呂、済んでいるから」

そういう問題じゃないと思うんだけど。。。。






前の日はとんだ災難でしたが、翌日はお天気も良く爽やかな目覚めです。

朝食は厨房の横のダイニングでしたが、まぁまともな朝食でしたので美味しくいただきました。
さて立ち上がろうとしたところ、テーブルの下に一万円札が畳んだまま落ちています。

「お金が落ちていたけど、あなたが落としたのでは?」と、オバさんに聞くと

「私は落としませんよ~~~」と厨房へ入っていきました。

「他のお客さんで落とした方いませんかぁ?」と尋ねていると、青い顔してオバさんが

「お・おとしたのは私です~~~~エプロンのポケットに入れていたお金が無い!!!」


ホントかしら? でも嘘をついている顔には見えないし。

あのオバさんの昨日からの行動を考えると、粗忽者オバちゃんで納得しました。



うふふ、何年たっても、あの宿泊施設の顛末は笑い話として良人との話題に上ります。



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by kuromame_akada | 2011-09-06 14:44 | 日記 | Comments(0)

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